日本原子力学会シンポジウム(8月12日 東大)参加者募集
第7回 東京電力福島第一原子力発電所の廃炉
「1F廃炉で発生する放射性廃棄物の取り扱い-保管の在り方・必要なことは何か」
日時: 2023年8月12日(土) 13:15~16:00(予定)
場所: 東京大学武田先端知ホール
主催:(一社)日本原子力学会・福島第一原子力発電所廃炉検討委員会 〔廃炉委〕
共催(予定):福島復興・廃炉推進に貢献する学協会連絡会
協賛(予定):(公社)日本地震工学会、(一社)日本機械学会、(国研)日本原子力研究開発機構
参加費:無料
申込み:会場の都合により事前登録制ですので、以下の参加申込フォームより8月4日(金)までにご登録ください。
趣 旨
福島第一原子力発電所(1F)の廃炉により発生する廃棄物は、通常の原子力発電所とは異なり、物量・
放射能濃度・物理化学的な性状の範囲が広く、多種多様である。日本原子力学会 福島第一原子力発電
所廃炉検討委員会(廃炉委)の廃棄物検討分科会では、1F廃棄物の将来に向けた管理について検討し、
中間報告を取りまとめた。また、今年から始まる中長期ロードマップ第3期計画で対象となる燃料デブリ取り
出しを念頭に、発生する廃棄物の具体的な管理の在り方などを含めて、さらなる討議を進めている。
1F廃棄物の処分までを見据えた管理やクリアランスなど資源の有効利用については、技術者だけでなく
様々な人々の協力を得て進めるべき課題である。本シンポジウムでは、報道関係者や学生を中心に、年代
・職業・地域の異なる方々をパネリストに迎え、1F廃棄物管理の「最終的な姿」、「途中経過」、「現状」など
に関する質疑応答と討論を行う。そして、今後に期待されること、問題となることなどについて出された意見
を整理し、その内容を広く共有することを目的とする。1F廃炉を完遂するには、廃棄物の管理・処分を含め
た議論・検討が重要であり、ここでの議論を廃炉委で進める検討に反映し、その成果を発信することで、今
後の1F廃炉作業に役立てられることを期待する。
プログラム(敬称略)
進行:川崎大介(福井大・廃炉委タスク)
■13:15~13:30 2022年度廃炉貢献賞の紹介 川原博人(MHI・廃炉委タスク)
■13:30~13:35 開会の挨拶と導入 宮野廣(廃炉委委員長)
■13:35~14:15 講演「現状の放射性廃棄物の管理・処分概念と1Fの廃棄物の課題」東北大学教授 新堀雄一
■14:15~15:45 パネルディスカッション テーマ「Finding common grounds」
ファシリテータ 一般社団法人複合リスク学際研究・協働ネットワーク 土屋智子
パネリスト(順不同)
福島高専機械システム工学科4年 高橋那南
福井大学工学部機械・システム工学科原子力安全工学コース4年 川瀨里緒
北海道大学工学院 エネルギー環境システム専攻修士1年 鎌田勇希
東海大学大学院工学研究科応用理化学専攻修士1年 地井桐理子
毎日新聞社週刊エコノミスト編集部兼経済部記者 荒木涼子
日本経済新聞社編集局総合解説センター編集委員 安藤淳
読売新聞東京本社科学部 服部牧夫
共同通信社科学部/原子力報道室 広江滋規
朝日新聞東京本社科学みらい部記者 福地慶太郎
■15:45~15:55 まとめ及び閉会の挨拶 柳原敏(福井大・廃炉委分科会主査)
【問い合わせ先】 日本原子力学会事務局(hairo@aesj.or.jp)