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受付期間 : 2013年06月28日 〜 2013年08月27日ご意見の受付は終了しました。
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概要
原子力施設などから発生する低レベル放射性廃棄物は,放射能レベルに応じて適切な埋設処分方式を適用するという処分方策が確立しています。すなわち,極めて放射能レベルの低い放射性廃棄物(L3廃棄物)については浅地中トレンチ処分,比較的放射能レベルの低い放射性廃棄物(L2廃棄物)については浅地中ピット処分,比較的放射能レベルの高い放射性廃棄物(L1廃棄物)については余裕深度処分によって埋設処分されます。これらのうち,実用原子力発電所で発生するL2運転廃棄物の浅地中ピット処分は,1992年12月以来,青森県六ヶ所村で埋設事業が行われています。L3廃棄物の浅地中トレンチ処分については,茨城県東海村において,JPDRの解体廃棄物を対象とした埋設処分の操業・覆土が終了し,保全段階となっています。また,Ll廃棄物の余裕深度処分についても,原子力発電所の廃止措置が進められ,そのニーズが生じてきており,近い将来の具体化が見込まれています。原子力安全委員会は,従来の“放射性廃棄物埋設施設の安全審査の基本的考え方”を改訂し,2010年8月9日に“第二種廃棄物埋設の事業に関する安全審査の基本的考え方”を決定するとともに,関連する報告書“余裕深度処分の管理期間終了以後における安全評価に関する考え方”(2010年4月1日)及び“余裕深度処分の管理期間終了以後における安全評価に関する技術資料”(2010年8月5日)を発行しました。一方,各処分方式の安全評価手法に関して,日本原子力学会では,2006年にL3廃棄物の浅地中トレンチ処分について“極めて放射能レベルの低い放射性廃棄物処分の安全評価手法”AESJ-SC-F007:2006,L1廃棄物の余裕深度処分について2008年に“余裕深度処分の安全評価手法”AESJ-SC-F012:2008を発行し,L2廃棄物の浅地中ピット処分について,“浅地中ピット処分の安全評価手法”の発行準備を進めています。これにより,3種類の埋設方法に関する安全評価手法の標準が整備されたことになりますが,L2廃棄物以外の安全評価手法に関する標準は,安全審査の基本的考え方の改訂前に発行されており,発行後の新知見も踏まえて順次改訂することが適切と判断しました。浅地中トレンチ処分及び浅地中ピット処分はどちらも浅地中処分に分類される処分方法であり,安全審査の基本的考え方を踏まえた“浅地中ピット処分の安全評価手法”をもとに改訂することにしました。この標準は,日本原子力学会が標準委員会原子燃料サイクル専門部会LLW処分安全評価分科会,原子燃料サイクル専門部会及び標準委員会の審議を経て制定したもので,浅地中トレンチ処分の安全評価の考え方,安全評価における考慮事項,処分システムの状態設定,被ばく経路及び各シナリオの安全評価の方法を規定しています。現在は公開しておりません。ご意見はありませんでした。