ご意見の受付
受付期間 : 2011年12月22日 〜 2012年02月22日ご意見の受付は終了しました。
ご意見と対応
ご意見はありませんでした。
概要
本標準は,発電用原子炉施設の安全解析の一環として実施される平常運転時及び想定事故時の周辺公衆の被ばく線量評価に用いる“放出源の有効高さ”を求めるための風洞実験の代替手段として,数値モデルを適用するときの当該モデルの性能基準・実施方法について規定したものです。発電用原子炉施設の安全解析における大気拡散・被ばく線量の評価は,「発電用原子炉施設の安全解析に関する気象指針」に従い実施されており,建屋及び地形の大気拡散に及ぼす影響を確認するために風洞実験を行っています。一方,現在では数値モデルはその技術の進展に伴い,大気拡散評価に適用できる段階となってきております。数値モデルを導入することにより,原子炉施設の設計段階で地形・建物の形状などに変更が生じた場合に柔軟な対応ができ,設計の合理化や多様化がはかれます。また,風洞実験,数値モデルそれぞれの長所を活かすことにより,大気拡散評価ひいては安全評価の精度向上に資することが可能となります。以上のことから,この標準では,数値モデルの満たすべき要件及び具体的な実施方法について検討を行い,関連する分野の専門家の意見を踏まえ,放出源の有効高さを求めるための数値モデル実施基準について規定することにしたものです。閲覧終了