一般社団法人 日本原子力学会 Atomic Energy Society of Japan

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【意見公告】53. 返還廃棄物の確認に関する基本的考え方(改定案)

ご意見の受付

受付期間 : 2011年04月18日 〜 2011年06月17日ご意見の受付は終了しました。

ご意見と対応

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概要

我が国では,エネルギー・セキュリティー確保,高レベル放射性廃棄物量低減などの理由から,原子力発電所で使用した核燃料(使用済燃料)を再処理(化学的方法により核燃料物質を抽出・分離すること)し,使用済燃料に含まれる核燃料物質を取り出して,成型加工し,再び原子力発電所で利用することとしています。この使用済燃料の再処理について,日本の電気事業者は,日本原燃(株)が青森県六ヶ所村に建設を進めている再処理工場の運転を開始するまでの間の経過措置として,イギリスとフランスの再処理事業者に使用済燃料の再処理を委託しています。この契約において再処理時に発生する各種の放射性廃棄物を日本が引き取ることとなっており,日本に返還される廃棄物を返還廃棄物といいます。使用済燃料の再処理で発生する放射性廃棄物のうち,高レベル放射性廃棄物のガラス固化体についてはフランスからの返還実績はありましたが,イギリスから高レベルの放射性廃棄物ガラス固化体,フランスから低レベルの放射性廃棄物(固型物収納体)の返還が予定され,返還数量が増加すること,また低レベルの放射性廃棄物については高レベルの放射性廃棄物ガラス固化体とは性状も異なることを踏まえて,返還される放射性廃棄物の合理的な確認の基本的考え方,確認項目,確認方法及び品質保証方法について規定することが重要と判断し,返還廃棄物の確認の基本的考え方を規定した標準を2007年に制定しました。今回,フランスから返還される予定の低レベルの放射性廃棄物ガラス固化体をこの標準の適用範囲に追加するために標準を改定しようとするものです。現在公開しておりません。ご意見はありませんでした。