一般社団法人 日本原子力学会 Atomic Energy Society of Japan

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【意見公告】124. 発電用原子炉施設の安全解析における放出源の有効高さを求めるための数値モデル計算実施基準:20XX

ご意見の受付

受付期間 : 2022年12月15日 〜 2023年01月14日ご意見の受付は終了しました。

ご意見と対応

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概要

 この標準は,日本原子力学会が標準委員会基盤応用・廃炉技術専門部会放出源の有効高さ評価分科会,同専門部会,同委員会での審議を経て制定したものです。発電用原子炉施設の安全解析の一環として,周辺公衆の被ばく線量評価が実施されています。この発電用原子炉施設の安全解析における大気拡散・被ばく線量の評価は,「発電用原子炉施設の安全解析に関する気象指針(1982128日原子力安全委員会決定,2001329日一部改訂)」に従い実施されており,建屋及び地形の大気拡散に及ぼす影響を確認するために風洞実験を行っています。

 一方,現在では数値モデルはその技術の進展に伴い,大気拡散評価で用いる“放出源の有効高さ”の評価に風洞実験の代替手段として適用できる段階となってきております。数値モデルを導入することにより,原子炉施設の設計段階で地形・建物の形状などに変更が生じた場合に柔軟な対応ができ,設計の合理化や多様化がはかれます。また,風洞実験,数値モデルそれぞれの長所を活かすことにより,大気拡散評価ひいては安全評価の精度向上に資することが可能となります。以上のことから,数値モデルの満たすべき要件及び具体的な実施方法について検討を行い,平地条件との比較で評価される放出源の有効高さを求めるための数値モデルの検証及び妥当性確認,計算方法などについて規定する標準を制定することにしたものです。

 2011年度版の本標準制定以降,数値モデル全般の信頼性に関していわゆるV&VVerification & Validation)が議論されるようになりました。本学会からも,“シミュレーションの信頼性確保に関するガイドライン:2015AESJ-SC-A008:2015)”が発行されており,一方で,地形・建屋影響による大気拡散への予測精度の向上が図れる最新手法が開発されつつあることから,これらの知見を取り入れるべく,本標準の改定を行いました。

AESJ-SC-A004:20XXには,次の附属書があります。ただし,附属書(参考)は規定の一部ではありません。

附属書A(参考)建屋影響の評価方法について
附属書B(参考)数値モデルの検証及び妥当性確認並びに有効高さ評価方法について
附属書C(参考)計算領域について
附属書D(参考)排気筒出口形状の違いによる吹上げ高さの変化について

お問合せ先,ご意見提出先

一般社団法人 日本原子力学会 事務局 標準委員会担当
所在地:〒105-0004東京都港区新橋2-3-7 新橋第二中ビル3F
E-mail:sc[a]aesj.or.jp  ←[a]を@に置き換えてください
Tel:03-3508-1263  Fax:03-3581-6128

提出方法及び留意事項 ・提出方法
ご意見は文書(日本語)で郵送,FAX又は電子メールにて「ご意見提出先」にご提出下さい(様式は任意)。
なお,冒頭に氏名,連絡先(住所,電話番号,FAX番号又は電子メールアドレス)及び所属(会社名,団体名等)を必ず明記していただくとともに,ご意見が原案のどの箇所に対応するかを明らかにして下さいますよう,お願い申し上げます。
いただいたご意見は,原則として氏名を付けて公開させていただきますのでご了承下さい。
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