【意見公告】122. 発電用原子炉施設の廃止措置計画における安全評価基準:20XX
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ご意見と対応
2名の方からご意見をいただきました。 ご意見・回答(No.122)概要
国内の原子力発電所の40%が廃止措置の段階に移行している又は移行しようとしている現状を踏まえ,廃止措置の計画の標準化を図り,安全で効率的かつ効果的な廃止措置計画の立案が求められている。そのため,日本原子力学会では,“軽水炉安全技術・人材ロードマップ”(平成29 年3 月改訂) ⑤既設炉の廃炉の安全な実施」ロードマップ“リスクに応じた安全な廃止措置の実施”:“Stage1 効率的な廃止措置の在り方を検討する(S113M107_d43)”及び“Stage2 廃止措置計画を標準化する”こととしている。これを具現化するものとして,“原子力施設の廃止措置の基本安全基準:20XX”を2022年9月に制定し,“実用発電用原子炉施設等の廃止措置の計画:2011”を“発電用原子炉施設の廃止措置計画策定基準:20XX”として2022年9月に改定した。
一方,国際原子力機関(以下,IAEAという。)が発行しているIAEA GSR Part 6 では,廃止措置のあらゆる局面においてグレーデッドアプローチが適用され,安全評価によって裏付けられなければならないとされている。
この要求を廃止措置計画における安全評価に取り込み,グレーデッドアプローチを適用してリスクの大きさに応じた安全確保対策を計画するための安全評価の手順及び廃止措置の活動によって想定される事象の公衆被ばく防護の観点からの影響の大きさを判定する方法を例示することとし,“実用発電用原子炉施設等の廃止措置の計画:2011”から安全評価に関する事項を分離して“発電用原子炉施設の廃止措置計画における安全評価基準:20XX”として新規に制定することとした。
新規制定に当たっては, IAEAの安全要求及び廃止措置が先行する海外の事例を参考に国内の廃止措置の実施状況を踏まえて制定された“原子力施設の廃止措置の基本安全基準:20XX”及び“発電用原子炉施設の廃止措置計画策定基準:20XX”における安全評価への要求事項に応じられるようにするための検討事項を取り纏めた。
この標準は,我が国の発電用原子炉施設について,廃止措置計画における安全評価に関わる基本的考え方及び検討事項を定めるものである。
この標準は,発電用原子炉施設に関して法令が要求する廃止措置計画認可申請書に対応する“最終廃止措置計画”の作成における安全評価を対象とする。
お問合せ先,ご意見提出先
一般社団法人 日本原子力学会 事務局 標準委員会担当
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提出方法及び留意事項 ・提出方法
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