【開催案内】「リスク評価の理解のために：2020」技術レポート講習会（Webexシステムによる開催）

一般社団法人日本原子力学会標準委員会では、以下の技術レポートに関する講習会を開催いたします。

「リスク評価の理解のために：2020」（2020年8月12日発行）

一般社団法人日本原子力学会標準委員会から、技術レポート「リスク評価の理解のために：2020」を2020年8月に改定発行しました。

東京電力福島第一原子力発電所の事故以降、原子力施設におけるリスク評価の重要性、あるいはリスク情報の活用の意義と必要性は、2020年4月から実施されている新しい検査制度や、事業者において取組みが進み、規制庁において議論されている継続的安全性向上をみても、高まっています。標準委員会では数多くのPRA標準やリスク情報活用の標準を発行してきましたが、より広い分野の多くの人々にリスクの理解と活用のガイダンスが必要と考え、技術レポート「リスク評価の理解のために」を発行し、毎年、講習会を開催してきました。改定した技術レポートでは、リスク評価にかかる最新の内容を反映し、また、今までに行った講習会でのご質問への回答を丁寧に付録にまとめております。

今年度もリスク評価の意義と活用について、多くの方々に理解いただくために講習会を開催することになりました。講習会では、PRA手法の説明やリスク情報活用手順の詳説は行わず、リスク情報活用を実際に進めていくために特に必要になると思われる事項に絞って講習を行うこととしました。リスク評価の事例とその基盤として必要な組織環境についての講義に焦点を置いています。これはPRA手法やリスク情報活用にかかる基本教育が進んでいることを踏まえたものです。講習の最後に、ご質問、ご意見にお答えする時間も設けておりますので、是非、ご活用ください。

なお、今般発行の技術レポートをお読みいただいてのご質問やご意見、またリスク評価について常々疑問に思っておられることなど、申込時にお書きいただければ、講習会で可能な範囲でご回答するようにいたします。