一般社団法人 日本原子力学会 Atomic Energy Society of Japan

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使用済燃料中間貯蔵施設用金属キャスクの安全設計及び検査基準:2021(F002:2021)

sc2105

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20,350円
注文番号 sc2105-1

登録情報
  • ISBN : 978-4-89047-438-7
  • 担当部会 : 原子燃料サイクル専門部会
  • 版型頁数 : A4/273
  • 発行年 : 2022/3/23
16,280円
注文番号 sc2105-2

登録情報
  • ISBN : 978-4-89047-438-7
  • 担当部会 : 原子燃料サイクル専門部会
  • 版型頁数 : A4/273
  • 発行年 : 2022/3/23
内容紹介

  

<まえがきより>

原子力発電所の使用済燃料に対する我が国の基本方針は,リサイクルによるプルトニウム及び回収ウランの再利用にあります。原子燃料サイクルにおける中間貯蔵は,再処理施設の操業に柔軟に対応するための手段と考えられています。1999年6月には原子炉等規制法が改正され,使用済燃料の貯蔵の事業が追加されました。また,民間事業者は2010年までに使用済燃料中間貯蔵施設を操業開始するという目標を掲げ準備を進めていました。このような状況を踏まえて日本原子力学会では,2002年6月に中間貯蔵用金属キャスクに関する標準を制定しました。その後,2002年10月に,原子力安全委員会は新たに金属キャスクによる中間貯蔵のための安全審査指針を策定し,これを受けて日本原子力学会では,2004年1月にこの標準を改定しました。また,2006年4月には,原子力安全・保安院が使用済燃料貯蔵施設に係る技術要件を改定し,これを受けて日本原子力学会では,2008年5月にこの標準を再度改定しました。さらに,この標準が,青森県むつ市に建設が予定されている国内初の使用済燃料中間貯蔵施設に対する“使用済燃料の貯蔵の事業の許可”及び“設計及び工事の方法の認可”の審査において有効に用いられるよう,規定内容の充実,最新知見の取入れなどを行い,2010年3月に再度改定しました。
今回の改定では,最新の法規,他規格の反映及び最新の知見を取り入れています。これによって,この標準が金属キャスクの安全設計及び検査において有効に用いられると考えられます。
この標準は,“使用済燃料中間貯蔵施設用金属キャスクの安全設計及び検査基準:2010”を,上記の許認可審査においてより有効に利用できるよう,日本原子力学会が標準委員会原子燃料サイクル専門部会リサイクル燃料貯蔵分科会,同専門部会及び同委員会での審議を経て改定したものです。
この標準の対象とする金属キャスクは,使用済燃料中間貯蔵施設での使用済燃料の静置・貯蔵だけでなく,原子力発電所からの輸送,及び使用済燃料中間貯蔵施設からの輸送に一貫して使用するものです。したがって,この標準では貯蔵及び輸送上の基本的安全機能及び構造上の設計要求,並びに各過程での検査項目及び検査方法等を規定します。
また,この標準には,事業者の責任,発電所内における先行貯蔵,部材の長期健全性の確認についても規定しています。