販売価格(税込)
会員の方は"会員価格"を選択してください
登録情報
- 発行年 : 2013
- 版型頁数 : A4/360
- 重量(g) : 950
- ISBN : 978-4-89047-371-7
- 担当部会 : 放射線遮蔽分科会
登録情報
- 発行年 : 2013
- 版型頁数 : A4/360
- 重量(g) : 950
- ISBN : 978-4-89047-371-7
- 担当部会 : 放射線遮蔽分科会
内容紹介
この標準は,一般社団法人日本原子力学会が標準委員会基盤・応用技術専門部会放射線遮蔽分科会,同専門部会,同委員会での審議を経て制定したもので,点減衰核法による光子(X・γ線)(以下,“γ線”という。)の遮蔽計算時のビルドアップ係数を規定するものです。γ線ビルドアップ係数は,線源から放出されたγ線が評価点まで一度も衝突することなく到達する線量に対する,散乱線を含めた線量の比で定義される量であり,RIのγ線遮蔽計算で広く利用されている点減衰核法で使われるデータです。米国原子力学会の標準委員会がγ線減衰係数とビルドアップ係数の標準データを1991年に公刊してから20年経過しており,γ線遮蔽計算で評価すべき線量が実効線量や1センチメートル線量当量になり,それに該当するデータが必要になってきました。また,ビルドアップ係数を評価する計算法も進歩してきました。この標準では,28種類の物質に対して,γ線エネルギーが0.015MeV(高原子番号の物質では0.03MeV)から15MeVまでの遮蔽厚さが100mfpまでの5種類の線量に対するインバリアントエンベッディング法によるビルドアップ係数と遮蔽厚さのフィッティング式であるGP近似式のパラメータを示しています。また,γ線点減衰核法の計算で必要とされる線量換算係数及び遮蔽材のγ線減衰係数を示しています。