一般社団法人 日本原子力学会 Atomic Energy Society of Japan

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レベル2 PRA標準講習会 開催案内(Webexシステムによる開催)

一般社団法人日本原子力学会標準委員会では,以下の標準に関する講習会を開催いたします。

「原子力発電所の出力運転状態を対象とした確率論的リスク評価に関する実施基準(レベル2 PRA編):2021」(2021115日発行)

一般社団法人日本原子力学会標準委員会から,「原子力発電所の出力運転状態を対象とした確率論的リスク評価に関する実施基準(レベル2 PRA編):2021」を発行しました。

2011年311日に発生した東北太平洋沖地震とそれに続く津波による福島第一原子力発電所事故を契機に,決定論的評価を補完するものとして確率論的リスク評価をはじめとするリスク評価から得られる情報を活用することが重要かつ必要と認識されています。

この標準は,原子力発電所の出力運転状態を対象とする確率論的リスク評価のうち,内的事象又は地震に起因したレベル 2PRA を実施する場合の有すべき要件について,PRA 実施の手順を踏まえて実施基準として規定したもので,炉心損傷後の格納容器機能喪失頻度及びソースタームを評価することで,原子力発電所から環境への放射性物質の大量放出につながる潜在的なリスクを把握することを目的としています。

今般の改定では,適用範囲を内的事象から地震に拡張することと,さらに内的事象レベル 2PRA の部分に関しても最新知見の反映が行われており,また,福島第一原子力発電所事故の教訓や知見の反映も行われています。この標準の規定内容と今般の改定に関係する事項について,背景を含め,深く理解して頂くために,下記のとおり講習会を開催するものです。本講習会では,レベル2PRAを担当されている方はもちろん,PRAを初めて行う方,さらにレベル1地震PRAの結果をレベル2PRAに反映させるにはどうするかという部分を詳しく聞きたい方も,対象としています。

標準策定に携わった方々を中心とした講師陣により,標準の内容を解説いたしますので,レベル2PRAのみならずレベル1PRAの実施にも役立つことと思います。ぜひ,ご参加ください。

 

・開催日時:20226 29日(水) 10:0017:00

・会  場:Webexシステムによる開催

・参加費:

   [標準を購入する場合(講習会+標準+送料のセット価格),税込み

    ・正会員   27,830   円(学生会員  22,330 円)

    ・非会員   33,330  円(学生非会員 25,080 円)

[標準を購入しない場合(講習会のみ価格),税込み

    ・正会員   11,000   円(学生会員  5,500 円)

    ・非会員   16,500   円(学生非会員 8,250 円)

 ※標準は,郵送させていただきます。

・プログラムは, 以下の通りです。(変更の可能性あり)

・申込方法:6月15日までに以下よりお申し込みください。
お申し込みは締め切らせていただきました。

6月15日以降に順次、請求書を送付させていただきます。

また,お振込みにつきましては講習会参加後にお願いします。

<お申し込み・問い合わせ先>

一般社団法人日本原子力学会 標準委員会事務局

105-0004 港区新橋2-3-7 新橋第二中ビル3F

Tel 03-3508-1263  Fax 03-3581-6128  Email sc@aesj.or.jp

 

(原子力学会への入会のお勧め)

入会金は, 正会員 2,000円, 学生会員無料です。講習会に参加される方で会員でない方は,この機会に

ぜひご入会下さい。詳細は,http://www.aesj.net/join_membership/member_join_id をご覧ください。

 

 

レベル2PRA標準講習会プログラム(案)

 

原子力発電所の出力運転状態を対象とした確率論的リスク評価に関する実施基準

(レベル2 PRA編):2021

 

日時:2022629日(水)

場所:Webexシステムによる開催

議事進行:標準委員会 リスク専門部会 レベル2PRA分科会 副主査 成宮祥介(原子力安全推進協会)

時間

内容

講師(変更することがあります)

10:00~10:05

開会挨拶

村松健(東京都市大学)

10:05~10:20

Ⅰ:レベル2PRA実施基準改定の背景と目的

村松健(東京都市大学)

10:20~11:40

Ⅱ:レベル2PRA実施基準改定のポイント

濱崎亮一(元東芝)

11:40~12:00

質疑応答

,Ⅱの講師

美原義徳(鹿島建設)

12:00~13:00

昼食休憩

 

13:00~13:50

Ⅲ:格納容器負荷の分析と格納容器機能喪失モード

渡邊 学(東京電力HD)

13:50~14:00

質疑応答

Ⅲの講師

美原義徳(鹿島建設)

14:00~14:50

Ⅳ:格納容器イベントツリー評価

橋本和典(電力中央研究所)

14:50~15:00

質疑応答

Ⅳの講師

美原義徳(鹿島建設)

15:00~15:10

休憩

 

15:10~16:00

Ⅴ:ソースターム評価

山越義規(三菱重工業)

16:00~16:40

全体質疑・意見交換

閉会挨拶

上記講師陣

村松健(東京都市大学)