一般社団法人 日本原子力学会 Atomic Energy Society of Japan

会員専用サイト

【開催案内】内的事象PRA標準講習会(オンデマンドによる開催)

一般社団法人日本原子力学会標準委員会では,以下の標準に関するオンデマンド講習会を開催いたします。

 

「原子力発電所の内的事象を起因とした確率論的リスク評価に関する基準・指針(レベル1PRA編):2022」(2022年7月21日発行)

 

一般社団法人日本原子力学会標準委員会から,「原子力発電所の内的事象を起因とした確率論的リスク評価に関する基準(レベル1PRA編):2022」及び「原子力発電所の内的事象を起因とした確率論的リスク評価に関する指針(レベル1PRA編):2022」を新たに発行しました。

この標準は,原子力発電所を対象とする確率論的リスク評価(Probabilistic Risk AssessmentPRA)のうち,原子炉運転時及び原子炉停止時の炉心損傷又は燃料損傷に至る内的事象に起因した事故シーケンスの発生頻度評価を行う レベル1PRAを適用の範囲とし,評価対象とする原子力発電所の固有の情報及びモデルに基づき,リスク評価の過程及びその結果から得られるリスク情報を意思決定のための情報として利用するために必要となる PRA の要件を規定することを目的としています。

日本原子力学会 標準委員会 リスク専門部会では,特に意思決定に適用できるリスク情報を得るための確率論的リスク評価及びそのための標準のあり方について検討してきており,従来の実施基準としてではなく,確率論的リスク評価が備えるべき性能に着目し,性能要求(What to do)と仕様要求(How to do)とを区分した標準構成にするべきとの方針を示しています。

このような背景から,基準において意思決定に適用できるリスク情報を得るためのPRAの性能に関する要求について規定し,指針において基準で規定されている性能要求に対応する具体的な評価手法などの仕様要求を規定する標準構成としています。

本講習では,標準策定に携わった方々を中心とした講師陣により,新たに発行した基準及び指針の規定内容を解説しますので,ぜひ,ご参加ください。

なおこの動画は、2023年1月23日(月)に開催した講習会の録画です。質疑応答や意見交換の部分などは、受講生に関する事項が含まれるため除いております。

開催期間 2023年6月1日(木)~  2023年6月30日(金)
参加費 [標準を購入する場合(講習会+標準2種+送料のセット価格),税込み]
 ・正会員 30,800円(学生会員 25,300円)
 ・非会員 36,300円(学生非会員 28,050円)
[標準を購入しない場合(講習会のみ価格),税込み]
 ・正会員 11,000円(学生会員 5,500円)
 ・非会員 16,500円(学生非会員 8,250円)
※標準は,郵送させていただきます。
参加費は,2023年 1 23日(月)に開催したオンライン講習会と同額です。
※オンデマンド講習会のため、内容に関する質問等は受け付けておりません。
※申込者以外の動画視聴は,禁止します。同意した上で,お申込み下さい。
プログラム 別紙1の通り
申込方法 以下申込フォームよりお申し込みください。
後日,URL・パスワード並びに請求書を送付させていただきます。
また,振込みにつきましてはURLにアクセスし視聴が可能であることを確認した後にお願いします。
申込締切日 2023年6月16日(金)※申し込みは締め切りました

 

<お申し込み・問い合わせ先>
一般社団法人日本原子力学会 標準委員会事務局
〒105-0004 東京都港区新橋2-3-7 新橋第二中ビル3F
Tel:03-3508-1263 FAX:03-3581-6128
Email:sc@aesj.or.jp

(原子力学会への入会のお勧め)
入会金は, 正会員 2,000円, 学生会員無料です。講習会に参加される方で会員でない方は,この機会にぜひご入会下さい。詳細は,https://www.aesj.net/member/join_membership/member_join_id をご覧ください。

 

内的事象PRA標準講習会プログラム (別紙1)

2023123日(月)に開催したオンラインによる講習会プログラム)

議事進行:標準委員会 リスク専門部会 レベル1PRA分科会 幹事 橋本和典(電力中央研究所)(当時)

原子力発電所の内的事象を起因とした確率論的リスク評価に関する基準・指針 (レベル1PRA編):2022

時間 内容 講師
約20分 セッションⅠ:確率論的リスク評価 (PRA) の導入と効果 牟田 仁(東京都市大学)
約1時間 セッションⅡ-1:内的事象レベル1PRA その1
・標準構成
・全般事項
橋本 和典(電力中央研究所)
約1時間 セッションⅡ-2:内的事象レベル1PRA その2
・起因事象の選定及び発生頻度の推定
・成功基準の設定
三橋 庸智(MHI- NSエンジニアリング)
1時間10 セッションⅡ-3:内的事象レベル1PRA その3
・事故シーケンスの分析
・システム解析
小森 祐嗣(東芝エネルギーシステムズ)
1時間20 セッションⅡ-4:内的事象レベル1PRA その4
・人間信頼性解析
・パラメータの作成
・事故シーケンスの定量化
塩田 大地(日立GEニュークリア・エナジー)

注:オンデマンド講習会では、講師の講義部分のみを配信します。質疑応答、意見交換などは除いています。