一般社団法人 日本原子力学会 Atomic Energy Society of Japan

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【資料掲載】日本原子力学会廃炉シンポジウム(6/12)



日本原子力学会シンポジウムのご案内
東京電力福島第一原子力発電所の廃炉 第5回 廃炉10年目の課題と展望-より安全な廃炉に向けて-

日時: 2021年6月12日(土) 13:00~16:50
場所:Zoom ウェビナーによるオンライン開催

主催:(一社)日本原子力学会・福島第一原子力発電所廃炉検討委員会 
共催:福島復興・廃炉推進に貢献する学協会連絡会
協賛:(公社)日本地震工学会、(一社)日本機械学会、(国研)日本原子力研究開発機構

趣旨

東京電力福島第一原子力発電所(1F)の事故後10年が経ち、事故から得られた教訓にどう向き合ってきたのかを学会として振り返りました。一方、1Fの廃炉では、燃料デブリを格納容器の中から取り出すための重要な時期を迎えています。廃炉作業を順調に進めるためには、直面する様々な課題に多方面から向き合い、課題解決のための技術力を結集する必要があります。当学会は総力を挙げ、他の学協会とも連携して、この取り組みを進めてきました。また専門家集団として、問題を解説し広く理解を得ると同時に、社会の皆様方からご意見をいただく場を持つことも役割の一つと考え、毎年シンポジウムを開催しています。
昨年は、突然のコロナ禍で開催を中止しましたが、今年はWeb会議で開催することとしました。第5回目となる本シンポジウムでは、廃炉のこれからを様々な視点から見据えて、課題の提起とその解決への取り組みについて意見交換を進めたいと思います。廃炉を進めるには社会との対話は欠かせません。率直な意見交換ができれば幸いです。1Fの廃炉は世界が注目しているプロジェクトです。広く多くの意見をいただきたく、皆様の積極的なご参加をお願いいたします。

プログラム
座長:関村直人(福島第一原子力発電所廃炉検討委員会 副委員長)
■13:00~13:10 廃炉貢献への感謝状贈呈 中島 健(日本原子力学会会長)
安全かつ円滑な廃炉推進への貢献
(高放射能レベルの排気筒遠隔解体工事の成功に寄与)
地元企業「エイブル」沢田充佳氏、東京電力HD半澤大介氏
   (注)本件の紹介VTRを12:45-からZoomウェビナーで流します。
■13:10~13:25 挨拶と報告  原子力学会の廃炉委の活動 宮野 廣(福島第一原子力発電所廃炉検討委員会 委員長)
■13:25~16:05 福島第一原子力発電所廃炉検討委員会から見た廃炉の現状
13:25-講演1 「廃炉における安全マネジメント」高田 孝氏(東京大学)
13:55-講演2 「福島第一原子力発電所の廃炉に向けたロボット技術の現状と課題」大隅 久氏(中央大学) ※著作権の関係で一部図面省略
14:25-講演3 「建屋の耐震性評価と維持管理」瀧口克己氏(東京工業大学)
15:05-講演4 「事故炉における強度評価の考え方」鈴木俊一氏(東京大学) ※6/12改訂版掲載
15:35-講演5 「世界の事故炉の廃止措置と環境修復」柳原 敏氏(福井大学)
■16:05~16:45 コメンテーターと会場からの意見交換
テーマ「課題への取り組み 目標達成までをどう進めるか」
コーディネーター 日本原子力学会 広報情報委員長 布目礼子
コメンテーター 日本経済新聞 安藤 淳氏、笹川平和財団 小林祐喜氏
■16:45~16:50 閉会の挨拶 関村直人(福島第一原子力発電所廃炉検討委員会 副委員長)

【問合せ先】 日本原子力学会事務局(hairo@aesj.or.jp)

以上