津波PRA標準講習会参加申込受付中(Webexによる開催)
一般社団法人 日本原子力学会標準委員会では,以下の標準に関する講習会を開催いたします。
「原子力発電所に対する津波を起因とした確率論的リスク評価に関する実施基準:2016」(2019年5月15日発行)
一般社団法人 日本原子力学会標準委員会は,「原子力発電所に対する津波を起因とした確率論的リスク評価に関する実施基準」を改定・発行しました。原子力発電所の確率論的リスク評価(Probabilistic Risk Assessment:PRA)のうち,地震等によって発生する津波に起因して炉心損傷に至る事故シーケンスに着目し,それらの発生頻度を求めるレベル1PRAの有すべき要件及びそれを満たす具体的方法をまとめた実施基準です。
前回2011年度初版の発行以降,新たな実例や知見が加えられたことを反映し、また、改定された地震PRA標準と整合性を取るとともに,地震と津波の重畳に加え他の要因によって発生する津波にも対応する標準として改定したものであり,主な改定内容は,以下の内容となります。
-適用範囲に、地震によって発生する津波,及び地震以外の要因(陸上の山体崩壊物(斜面崩壊含む)の海中突入,海底地すべり,火山現象(山体崩壊又はカルデラ陥没))に起因して発生する津波についても対象とする改定を行った。
-対象構築物・機器の選定、事故シナリオの同定においては,地震による影響の考慮として地震PRA標準に準ずる規定内容の追加/改定を行った。
-津波ハザード評価においては、地震の発生モデル等における地震以外の要因の取扱についての追加/改定、津波高さの定義点を海岸線からコントロールポイントに変更、地震動と津波の結合確率の評価の追加、また、附属書における最新知見の反映を行った。
-建屋・機器フラジリティ評価においては、構造的損傷及び機能的損傷の影響による損傷モードの変化或いは部位の特定等の影響について地震PRA標準に準じた追加/改定、また、附属書における最新知見による解析例等を追加した。
-事故シーケンス評価においては、地震PRA標準に準ずる規定内容の追加/改定を行った。
本講習会では,標準策定に携わった方々を中心とした講師陣が,上記の標準の規定内容を解説します。
開催日時:2021年1月28日(木) 13:00~17:00
会 場:Webexシステムによる開催
参 加 費:
講習会ではお手元に標準を準備して受講してください。
会員は個人登録の正会員のみとし,賛助会員を含みません。
[標準を購入する場合(講習会+標準のセット価格),税込]
・正会員 25,850円(学生会員 21,450円)
・非会員 31,350円(学生非会員 24,200円)
[標準を購入しない場合(講習会のみ価格),税込]
・正会員 8,800円(学生会員 4,400円)
・非会員 14,300円(学生非会員 7,150円)
※標準は,郵送させていただきます。
【お申し込みについて】・申込方法:1月18日(月)までに以下のフォームよりお申し込みください。※会社によってはセキュリティ設定の関係によりフォームが表示されないこともあるためセキュリティ設定をご確認願います。
・請求書を送付させていただきます。また、お振込みにつきましては講習会参加後にお願いします。
・Email欄下の請求書宛名は送付先の部署名、個人名ではなく、請求書に記載する「請求先の宛名」をご記入ください。
・講習会での説明内容等に関するご要望等がございましたら,併せてご記入下さい。
問い合わせ先
〒105-0004 港区新橋2-3-7 新橋第二中ビル3F
Tel 03-3508-1263 Fax 03-3581-6128
Email sc@aesj.or.jp
(原子力学会への入会のお勧め)
入会金は, 正会員 2, 000 円, 学生会員無料です。講習会に参加される方で会員でない方は,この機会にぜひご入会下さい。詳細は,こちらをご覧ください。
津波PRA標準講習会プログラム(案)
原子力発電所に対する津波を起因とした確率論的リスク評価に関する実施基準:2016
日時:2021年1月28日(木)(0.5日間)
場所:Webexシステムによる開催
議事進行:津波PRA作業会幹事 桐本 順広(電力中央研究所)
セッションごとに講義は45分(セッションⅠは40分)質疑10分、各休憩5分を予定
2021年1月28日(木) |
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時 間 |
内 容 |
講 師 (変更することがあります) |
13:00~13:05 |
開会挨拶 |
桐本 順広(電力中央研究所) |
13:05~13:50 |
セッションⅠ:津波PRA標準概要、プラント情報の調査、事故シナリオの同定 |
桐本 順広(電力中央研究所) |
13:55~14:50 |
セッションⅡ:津波ハザード評価 |
松山 昌史(電力中央研究所) |
14:55~15:50 |
セッションⅢ:建屋・機器フラジリティ評価 |
美原 義徳(鹿島建設) |
15:55~16:50 |
セッションⅣ:事故シーケンス評価 |
吉川 弘章(原子力エンジニアリング) |
16:50~17:00 |
全体質疑・意見交換・閉会挨拶 |
上記講師 |